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東京都立大学 水素エネルギー社会構築推進研究センター(ReHES)の村山グループのホームページです。本グループの前身は、金の化学研究センター(2012年12月設立)です。

20世紀まで金にはケミストリーが乏しいとされてきましたが、春田 名誉教授(金の化学研究センター 初代センター長)の30余年に渡る研究により、金にも豊かな触媒作用が存在することが明らかになってきました。バルク(塊)の金は化学的に不活性ですが、直径が2-5 nmの非常に小さなナノ粒子になると、常温での有害物質の酸化分解、選択的な酸素酸化や水素化による化成品の合成など、環境と調和した化学プロセスの開拓が可能になります。さらに、直径2 nm以下のクラスターにすることにより、触媒性能が劇的に変化する特異な反応を探索しています。前身の金の化学研究センターでは、触媒作用以外にも視点を広げ、金の新しい化学を切り拓くという目的で設立され、2020年11月に終了しました。

2020年12月よりReHESの一員となり、これまでの研究テーマである「金の科学と環境の化学」と共に、近未来に重要な位置付けとなる「水素の効率的な利用」を目的に研究を行います(※後述参照)。金ナノ粒子触媒においても、CO-PROX(水素リッチ条件におけるCOの選択酸化)、WGS(水性ガスシフト反応)、CO2還元によるメタノール選択合成が報告されております。金クラスターの立体構造解析と表面化学特性、資源・エネルギーを無駄に使わず余計な副産物を作らないシンプルケミストリーを目指した研究を行っています。

  • ※村山特任教授の異動に伴い,当研究グループのHPの更新は2024年3月をもって終了しました.これまで多くの方に御支援頂き,大変ありがとうございました.
    金触媒の研究は,村山特任教授の移動先(北海道大学,触媒科学研究所)にても継続していきますので,今後ともよろしくお願いいたします。

Information

2023.4.1
秦特任准教授が,メンバーに加わりました.

Contact

村山 徹
北海道大学 触媒科学研究所(2024年4月1日より)
〒001-0021 北海道札幌市北区北21条西10 北海道大学 創成科学研究棟 3F 311-2
E-mail: murayamaの後に,アットマークcat.hokudai.ac.jp
Prof. Toru MURAYAMA
Institute for Catalysis, Hokkaido University (since April, 2024)
E-mail: murayama(followed by an at mark and then)cat.hokudai.ac.jp